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シグマDP1・パート2

シグマDP1は個性的なカメラです
したがって、使いにくいという見かたもあります
たしかに一般のコンパクトカメラとは異なった部分を持っているので
そう感じるのかもしれません
既成概念上にないカメラはダメというのでは、気持ちが狭いように思います

カメラは写真を撮る道具です
道具は使い方一つで光りを放ちます
大工道具のカンナだってノミだって用途でいろいろな種類があるし、個性的です
使い手が理解していなかったらただの塊でしかないわけです

シグマDP1は、突起物の少ないカメラです
だから電源を入れて歩いていても、外部からの力で設定が変わっていたというトラブルは少なくなりました
その分設定変更は、メニューを呼びだす事となります
しかし慣れるとこれが苦になりません
直ちに開いて自由に設定できます

メニューの一番上はISO感度の設定変更が割り当てられています
これは他のカメラと異なるところですけど、長所と捉えて小まめにISO感度を変えながら撮影すると、当然のことながらクオリティの高い写真が得られます

書き込みが遅いという人もいます
たしかに3コマ連写すると、次のシャッターを押せるまでの時間が10秒20秒と長く感じます(実際に時間は計っていません。感覚の時間です)
でもその間私は周囲を見渡し、次の行動を模索していました

OFFになるわずかな時間を作画のプラスにしていたわけです
いつでもONの状態で、シャッターが押せる時間が連続している時とは別の撮り方になっています
しかしここではいい意味で、これまでとは違った自分の写真を見つけることが出来ました

このあたり、ライカに似ていると思いました
ライカは36枚撮影すると、手動でクルクルと巻き戻しをします
バルナックもM3も、小さなノブを回すわけです

このOFFになる空白の時間こそが、ライカのよさではないかと、昨今の自動式カメラを使うようになってから感じたものでした
OFF状態になって、自分が見えてくるんです
フィルムを交換した予讃線の沿線では、肩からスッと力が抜けていくのを実感しました

ところで昔のフイルムカメラは、どれを手にしても扱い方で戸惑う人はいませんでした
ほとんど同じだったから別機種を混ぜて用いることも可能でした

発展期にある現代のデジタルカメラは、次々に”新車”がデビューしてきます
新しい発想やテクノロジーを搭載していますから、扱い方や付き合う気持ちも変えていかねばなりません

したがって、”混合列車”(別機種を数台持って撮影に行くこと)の成立は難しいところがあります
撮影は1機種。とことん慣れてその道具のよさを引き出すことです
そうすることで、他人とは違う自分の写真を追及することが出来るはずです

短時間でしたがシグマDP1とお付き合いして、そんなことを感じました














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