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「今、鉄道写真が面白い!」特集

カメラ会社のサークル誌に、鉄道写真特集が掲載されています。
表紙は東京駅のビルから俯瞰撮影したJR東の新幹線で、
赤と緑の連結面のクローズアップが、きれいです。
表紙にはうってつけの写真です。

ところが中の写真はどうしたことでしょう、
私のほかは、お若い方々(といっても40~60代か)なのに、
まるで写真に若さや魅力がありません。
攻めているのは私だけで、
他の方々の写真には、個性のかけらもないのはどうしたことでしょう。

商業誌のグラフページならともかく、新しさや個性がないから、面白味など、どこにもないのです。
作品とは言いがたいものばかりで、名前を外して写真をバラバラにしたら、誰の写真か言い当てることは、まず困難です。

言ってみれば、私が30~40年以上前に行っていた手法から脱却しているものはありません。
ひどいものは、「魅惑の鉄道」(1968年刊)の、大村湾沿いのC60さくらや、C57を下敷きにした写真もありました。
アイディアの踏襲もさることながら、個性的部分を明らかに侵食しています。

いやしくもプロの立場でのこうした行為は、慎むべきでしょう。

私はそのようなことは、アマチュアに対しては言いません。
むしろ歓迎します。
大いに同じような写真を撮ってくださいと声を大きくして述べています。
なぜならアマチュアには憧れがあるからです。

プロにも最初は憧れがあったでしょう。
それは結構なことです。
避けては通れない一つの道かもしれません。

しかし、何年、何十年たってもその状態というのは、いかがなものでしょう。

写真機材は30~40年前とは比べものにならないくらい進歩発展しています。
プロの皆さんの写真も、カメラ進歩のスピードくらい、あるいは、はるかに凌ぐくらいの発展があっていいはずです。

見えてくるものは、明らかに想像力の欠落です。
プロなら、自分を信じ、地上で地下で鉄道を自ら感じ、自分の写真を撮りなさい。

切磋琢磨も怠りなく!

私は今回、怒りと共に、失望を感じました。
プロ集団の鉄道写真展のレベルの低さも耳にします。残念なことです。
せっかくページを裂いてくれた特集なのに、もったいない話です。

アマチュアが一目置くような、アマチュアの指針になるような、プロフェッショナルを目指してください。








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