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RM401(366)「由利高原鉄道 春まちゆり」

●RM401(366)
「由利高原鉄道 春まちゆり」

レールマガジンとのコラボレーション映像第一弾。
主演  全形式。3000形、2000形、1500形、

動画: 7分33秒
撮影: 2013年12月19/20日
制作: 2013年12月27日


●RM401(366)動画エッセイ
「由利高原鉄道 春まちゆり」

年末押し詰まっての撮影旅行でした。「あけぼの」で羽後本荘入りしましたが、さぞかしと思った寝台特急の混雑は予想に反し、我々の乗車した号車に限っていえば、空き空きでした。この車両の寝台利用は羽後本荘まで、夜が明けてからは立ち席特急になります。終焉間近の「あけぼの」に、どうしても乗車したいなら、この車両を利用するのが賢い方法かもしれません。羽後本荘のホームはなかなか風情があるし、途中駅で、乗ってきた列車を見送るのもいいものです。一息ついたあとの楽しみは、もちろん由利高原鉄道がお勧めです。「あけぼの」がなくなれば、アクセスが厳しくなりますから。

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羽後本荘駅を発車した「あけぼの」

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3002が走る

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木村伊兵衛さん撮影の秋田美人。私が学生のころ、この写真が「アサヒカメラ」の表紙を飾った。

動画のファーストシーンは、鳥海山の夜明けから始まります。画面は徐々に明るくなりますが、スチールの一枚写真をフェードイン設定することで、効果を出しました。
動画の中にスチール写真を混ぜる、いわゆる混合列車スタイルは、これまで何本か制作してきました。たとえば、9003「常磐線スーパーひたち 夕立まえ」や、015「小湊鉄道馬立駅 永久に」などが上げられます。しかしここでは、冒頭のワンショットだけスチールを使用しながら、あたかもスチールではない、動画のような演出を試みました。
9003も015も、たまたまあげた作例ですが、今、面白いことに気づきました。スチールの扱いに、それぞれの特徴が表れているのです。しかも顕著に。
9003「常磐線・・・」では、スチールの特徴を存分に生かしています。迫力ある動画の間にごく短時間、スポット挿入することで、スチールの本来持っている静止した力強さが、作品全体の印象、657系の印象を、より強いものに変化させています。
理解を深めるには比較のため、スチール部分を伏して眺めるといいかもしれません。わずか3カット、それも時間にすれば3枚の合計が0,3秒にも満たない小さな存在ですが、作品の全体像に及ぼしている影響の強さを実感できるはずです。
姉妹編003「常磐線スーパーひたち657系 高浜のカーブへ」でも、8点のスチールを6秒強、使っています。ソフトに用いているため、9003ほど顕著ではありませんが、意図は汲み取れると思います。
9003「常磐線・・・」は、『鉄道動画.com』出発時点に無料配布してましたので、お持ちの方は多いと思います。また、可能なら再掲出をお願いしてみましょう。
015「小湊鉄道馬立駅 永久に」では、スチールと動画がお互いに同化するように使いました。全体の長さが9分22秒のうち、25点のスチールを、それぞれ3~6秒ほどで構成しています。
ただ25枚目のショットは、作品の最後を締めくくる印象的なポーズのため、若干長めに使用して、スチールの特徴を現しています。外の撮影から戻ったときに、すかざず片手撮りしたもので、動画では捉えられなかったし表現できないショットでした。
RM401(366)のファーストショットは1点だけ使用したスチールですが、動画のような表情にしました。いわばスチールの動画化です。作品では山を撮影した単数の画像を9秒間に引き伸ばし、フェードインの効果を取り入れました。最初は暗闇ですが、9秒の間に、徐々に明るくして夜明けを演出しています。スチールに動画の役割を与えたことになりました。
スチールも、使い方によっていろいろな表情をしてくれることが分かると思います。

作品に戻りましょう。
鳥海山のシーンからパンニングすると、2両編成のディーゼルカーが進んできます。夜明けのシーンですが、空に、先ほどまでは凍るような表情の月が夜空に張り付いていました。明るくなるにつれて、滲むように、かすかな温かみを感じるようね変化していました。
振り返っての踏切シーンは、車の多さを取り上げました。わずかな時間バーに閉ざされただけなのにこの数、わき道なのにこの数。地方の鉄道がいかに苦しいかはこの数をみれば分かります。
520mトンネル通過シーンはノーカットです。ここは半分くらいに縮めると締まるのですが、あえて手を加えませんでした。何秒で通過しているか割り出せます。
タブレット、スタフの交換は、前郷駅で撮りました。最初のシーンは3000形同士でカメラはパンニング。次の交換は1500形と2000形で、カメラはフィックス。シューターはもう1台のカメラを持って、場を離れました。
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前郷駅で出迎えてくれたキャラ

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1500と2000.1500の前面窓上の小窓は、上り側は閉ざされている。
動画には閉ざされた側が写っている。

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硬券は生きている!

今回はカメラを2台持って旅に出ました。RM本誌にその姿写真が出ていますが、EOS7Dと、SONY RX1です。特に考えてはいませんでしたが、動画はRX1の出番が多かったようです。

そうした中で、吉沢の俯瞰は、スチールRX1,動画7Dとなりました。RM本誌にはこのときRX1で捉えた写真がラストを飾っています。動画は乗降客は日に何人もいないという駅に3002が停車中、ズームレンズで画面サイズを切り替えました。こうすると印象的にもなりますが、編集で時間短縮をしやすいのです。動画も吉沢のショットがラストシーンになりました。

おまけは、名取編集局長が若きときに羽後本荘で撮影したC11の写真です。10代でここを訪れたということは、かなり熱心なファンだったことが想像できます。
私が矢島線を訪れたのは、残念ながらSL廃止後の30代(たぶん)でした。このとき撮影した写真では、下校の小学生が雨上がりの踏切を渡るシーンです。雨が上がっていたのに、赤い傘を拡げている姿がとても愛らしかったのを覚えています。このときのカメラはキヤノンF-1、レンズはシフト35mmを用いました。
今回、その小学校脇を通りましたが、統合したのか、建物はありませんでした。

さて、次回はどこを訪れましょう。



列車番号RM401 「由利高原鉄道 春まち ゆり」 (HD)
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=248915
列車番号RM401 「由利高原鉄道 春まち ゆり」 (SD)
https://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=248916




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