PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

002「日豊本線 朝の100分」

●002  データ
「日豊本線 日向新富~佐土原 朝の100分」
 
一之瀬川鉄橋を渡る電車姿中心の構成。

動画  4分13秒
撮影  2011年7月28日
制作  2013年9月21日


●002 動画エッセイ
「日豊本線、日向新富~佐土原 朝の100分」 


先に記した“光房”は、蒸気機関車研究家の、臼井茂信さんの提案でした。半世紀ほどになるでしょうか、私たちが千駄ヶ谷に住んでいたころ、自費でカレンダーを製作したことがあります。何年か続け、名を銀河工房としました。そのとき、
「写真関係なんだから、工でなしに光が合っていると思うんだ」
と臼井さんが述べたのです。
なるほど確かに、と思ったものの、光房を名乗る機会はその後長いこと訪れませんでした。今回やっと日の目を見た思いです。工房でなく、光房・・・。いい文字使いですね。

002-0.jpg


宮崎での鉄橋撮影は、昔も今も、宮崎~南宮崎間の大淀川鉄橋が定番です。2011年夏の撮影も、そのつもりでした。ところが前夜の空は、見上げると朝からの快晴を約束しています。翌朝レンタカーで一之瀬川に向かいました。メーンはあくまでも大淀川ですが、その前にご挨拶の程度という感じでした。

一之瀬川を通過する1番列車は6時10分前後の上下、特急「ひゅうが」、「にちりん」です。大淀川沿いのホテルを4時前に出発しました。南に来ると夜明けまで時間があり、夏でもまだ闇でした。

昔、SLを狙っていたころは、同じ大淀川沿いのフェニックスホテルに宿泊していました。ホテルの窓からは鉄橋を渡るSLがちょうどよく撮れたのです。使用カメラは最初マミヤC3,次いでローライSL66と、時代と共に変化していました。今回私のカメラは、スチール、動画共にデジタルです。フェニックスホテルはいつの間にか老人ホームになっていました。時代は変わります。

002-3.jpg


動画機材はネット購入のCanon G10 でした。長所は小型軽量で扱いやすいところです。質量はパパママ愛用の運動会ビデオから比べると大きく感じるかもしれませんが、私たちのように普段一眼レフを使用しているものからは、かなりの小型軽量です。機能的には電動ズームが優れています。レンズ固定式だからなしうることで、スピード調節がほぼ自在というのがうれしいです。一之瀬川では最速も使用したので、この映像から感覚を味わってください。

動画では現場音が大切だと思っています。マイクは内蔵をそのまま使用すると、風切音がもろに入るので、6mm厚の塩ビ製の気泡材(果物などの下に敷いてある)を用いて防御しました。
手芸店で売ってる毛足の長い人造ファーも安くて効果的です。1㎡で400円前後。これでジャーマーまがいのものを手作りしましたが、末の息子がたまたま作業中のふさふさした黒い素材を見かけて、
「あ、お父さん、いよいよ被るんだ・・・」などと冗談抜かしていましたが、その素材も、しばらく実験的に使用していました。いえ、頭でなくマイクに・・・。

一之瀬川では5.1chサラウンドマイク(SM-V1)を用いました。立体的臨場感はもちろん、遠方の音を良く拾うのでほれ込んでいるアクセサリーです。購入は3・11直後のころで、ずいぶん探しました。結局ヨドバシの新宿店で手に入れました。5.1chは、編集作業で手間取り、しかもステレオ化されてしまうのが残念なところですが、感度、臨場感ともに抜群。現在私の所有している最高ランクのマイクです。

このマイクに向かって、現場でナレーションを試みました。『鉄道動画.com』は実験光房なので、いろいろ試みたいと思っています。ところが寝起きで、口がうまく回っていないことに気づきました。朝起きて誰ともおしゃべりしていなかったのです。単独行動だから当たり前のことですが、ウォームアップなしに、いきなりマウンドに立って投げるようなもので、しゃべった後で気がひけました。しかしこれも、プロセスの一つということで、そのまんま(宮崎でしたから)披露しています。

002-4.jpg


ちゃんとした私のナレーションは、渋谷のプロスタジオで収録した、のりものアルバム「私鉄特急100点、DVD付き」講談社刊に収録されています。作曲を渡辺雅二さんにお願いした本格派です。多くの皆さんに見ていただけるよう、価格は1000円に抑えました。これ、親子で楽しめます(ちょっとPR)。



 2013年9月22日
 広田尚敬


doga_logo
http://tetsudodoga.com





関連記事

| 鉄道動画.com | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT