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001「江ノ電 さんぽde全形式」

●001  データ
「江ノ電 さんぽde 全形式 」

電車姿を中心に、全形式スチールで特写。

写真  91点スチール構成 6分55秒 (おまけ付き)
撮影: 2013年9月17日
制作: 2013年9月29日


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●001 動画エッセイ
「江ノ電 さんぽde 全形式」 (スチール構成)


『鉄道動画.com』がスタートしました。
001号がスチール構成になるとは、私自身思ってもいませんでした。江ノ電の編集を進めていくうちに、たまたまそのような考えが閃めいたのです。

長年スチールに携わってきた私だし、スチール歴の長い皆さんにとって、001をスチール構成にしたことは、むしろ相応しかったと思っています。

旅番組やコマーシャル、あるいはドラマなどに登場する頻度の高い鉄道は、江ノ電、小湊、京王線ではないでしょうか。
これらは統計などで得たものではなく、ふだん何気なくテレビを見ていて感じたものです。

そんな江ノ電にスチールカメラを向けたのは、何年ぶりでしょうか。おそらく7~8年、いや10年になるかもしれません。その間は動画を撮影したり、テレビのお付き合いをしたりで江ノ電とはかなり密接でしたが、まとめてスチールという機会がなかったのです。

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何ゆえ今回スチールだったのか。やはり、きっかけがありました。長年にわたって出版している、のりものアルバム「東京(首都圏)の電車100点」(講談社刊)を改定新刊するため、新しい写真が必要になったからです。

江ノ電の写真は1点あればよかったのです。しかしパッと来てパッと帰るでは、仕事は出来ても印象に残りません。一日かけてしっかり撮り、その中から1点を抽出することにしました。その撮影の記録を、さらりとまとめたのが、この001ですが、本に使用した写真はどれか、当ててみてください。

もちろん、001の中に使用しています。入稿は来週(9月26日でした)。2点選び、最終決断はグラフィックデザイン担当の清水幹夫さんと、講談社担当の戸田涼平さんにお任せしました。
ちなみに新訂版「東京(首都圏)の電車100点」は、2013年12月発売、本体価格650円の予定です。

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001の使用機材は、Canon EOS 7D に、レンズはCanonの24-105mm f4, 70-200mm f4 の2本でした。これを使い古したロープロのザックに入れ、一日乗車券と2本の脚を頼りに巡りました。三脚は使いません。

フットワークを軽くという意味から、カメラは高い趣味性で構築したミラーレスのほうが良かったように思いますが、ピントの追随はこの時期、光学ファインダー機がまだ優れていました。ミラーレスのAFは、外すと連写した走行電車一本アウトということもありますが、ミラー有のAF連続撮影は、4枚に3枚はしっかりピントを結びます。ブラックフェースの走行電車でこの数値です。締め切りの迫った今回、光学ファインダー機の選択理由はここにありました。

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江ノ電で最も気に入った姿写真の撮影ポイントは、稲村ケ崎~七里ヶ浜間です。旧道と海沿いの国道(134号)が接するところです。午前の鎌倉行よりも、午後の藤沢行が撮りやすく、私が行ったときは地元高校生が一人いました。10人くらいは並んでいける場所ですが、最も海側の遠慮した位置にいたので、はてと思いました。しかし、彼の狙いは楽しげなイラストをまとった1000の2両編成車両だったのです。

「これが2両で走るの、珍しんです」
と。狙いが分かれば彼のポジションは最高でした。

沿線の高台に売地がありました。登ってみたらテラスから毎日電車を見ることが出来そうです。2階からはどんな眺めになるだろう。立ち位置からは海こそ望めませんが、しばし佇んで夢を見ていました。

地元だった吉川文夫さんに、江ノ電を案内してもらったことがあります。もう10年以上になるでしょうか、フィルムの時代で、今回と同じように稲村ケ崎から極楽寺付近を散歩しました。
「この踏切、いいでしょう。反対側の角は肉屋なんだ」
今回、その踏切は犬の散歩を入れ、肉屋はプランターに植えられた花だけを撮影しました。

極楽寺の車庫の手前には、細い踏切があります。吉川さんと連れだって渡りながら車庫を眺めましましたが、今回は地元の人以外は通行できなくなっていました。
周囲のたたずまいは当時のままですが、人との接し方や生活範囲が、お互い年々狭くなりつつあるということでしょう。

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極楽寺の赤い欄干の橋、ここにしゃがむと長谷の方からトンネルに入る電車を見ることが出来ます。フィルム時代に、私はここでミラーの500mmを使って撮影したことがありますが、500mm1本だけで撮影に出るというのも楽しいですね。今回は2本のレンズで、24mmから200mm(フルサイズ換算)という広範囲を意識した撮影になりましたが、1本だけというのは潔くて好きな撮影態度です。

35mmレンズ固定フルサイズ(ご存知RX1)動画も制作しました。008「YOKOHAMAシーサイドライン」や、023~026の「伊予鉄道」を撮影しています。
『鉄道動画.com』では、いろいろ実験していきますので、期待してください。


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 2013年9月20日
 広田尚敬


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