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E233/その2

中央線東京口の通勤電車は、古参の201系が働いていました。
都内で見られるJR電車の中での最古参は、常磐線の403ですが、それに匹敵するオールデイズです。
馴染みの201でしたが、いよいよ12月から233への置き換えが始まります。
10両貫通編成が主体ですが、奥多摩、高麗川、五日市、河口湖に入る編成は短くなるため、6両+4両の編成も存在します。

編成する場合、短い4両は、これまで東京方にありました。
しかし今回から逆転して、6両編成が東京側、4両編成は下り側です。
これは大月で4両編成の河口湖行きが、スムーズに発車できるよう配慮したものです。
作業が1工程減少すれば、当然事故もそのぶん少なくなり、安全につながります。

立川以遠では一部6ないし4連になることもあります。
4両運転は、拝島~高麗川、青梅~奥多摩、大月~河口湖間。
6両運転は、五日市線です。







運転台はかなり広くなりました。3Kなどと言われないよう、働きやすくしたのでしょう。
1K(ワンルームマンション)くらいはありそう?? 
多くの人の命を預かる仕事ですから当然の広さだと思います。

客室から前方を眺める窓は2枚になりました。運転席の真後ろに窓はありません。
機器もありません。板一枚あるだけで、実は事故などいざというとき、
客席側から運転手を助け出すためのドアとなるそうです。
客室からどのように開けるかは謎です。おそらく運転士が、ぶつかる直前、
急制動の中、このドアを蹴破り、客室に避難するための措置と思われます。
あくまでも推測ですが、これで職員の尊い命が救われるとしたら、必要な装備です。
運転手の目の前にあるスピードメーターなどは、パネルにアナログ表示です。見やすそう。





233は、人に優しい電車のようです。
床は5センチ低くなりました。これでラッシュの乗降も、車椅子もスムーズになるでしょう。
1号車の女性専用車や優先席の網棚などは、ほかと比べて5センチ低くなっています。
それから座席は一人分がはっきり分かるのが嬉しいところです。
一人分のスペースもわずかですが3センチ広がりました。背もたれの中央線色、
模様も好感が持てます。

優先席は、存在が明確になってきました。床にも縞模様を描き、
ついうっかり気がつきませんでしたという輩を排除しています。
また、どの席に座っても身障者用の風呂やトイレにあるような掴まり棒が備わっているのも、褒められます。
233は人にやさしい車両を目指したことが分かります。

およそ人というのは優しくされると、優しくしたくなるものです。
お互いにいたわりあう車内が生まれれば、いい世の中につながります。
目には見えませんが、快適な車内になるよう、空気清浄機も備わっています。





ドアの上にはこれまでのように液晶画面があります。
行き先種別表示は前面、側面のLEDと共にフルカラー表示です。
通勤特快は赤、中央特快が青、青梅特快はグリーンです。
指差しをしているのは、今回共に取材した、JRRの坂正博さんです。





吊り手の穴の向きは、写真のように車体縦方向が見通せる方向になるよう設置してありました。
これが90度変わると掴む人のひじが張ります。立つ人は窓外を向いているので、233ではひじが体と密着します。これでラッシュの室内が少し和らぐはずです。

実は今回の撮影、外観は主力機のキヤノンEOS1Dマーク2です。
室内の部分は運転台を含め、すべてリコーGR-1sを用いました。
車内撮影をスムーズにして、他の取材の妨げにならないためです。
久しぶりの透視ファインダー式フイルムカメラなので、視野とパララックスを注意しながら撮りました。レンズの焦点距離は28ミリ。座席一人分の広がりと、ほぼ同じ長さでした。
本来ならGR-1デジタルを用いたいところでしたが、広田泉のところに行ったきりなのです。そろそろこちらに甲種回送してほしいところです。
(続く)
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