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夜の青蛙

驚きました。昨日までは普通の広場に、突如5000型が現われたのです。
この場所、たしかに昨夜までは白い工事用の布で覆われていました。
おそらく土台作りをしていたのでしょう。
まさか、ここに電車とは思いもしませんでした。

電車は少し短くてドア2個分ですが、姿も色彩も当時のまま。見事な復元力です。
椅子は片側にしかありませんが、エンジのモケッとです。
反対側の壁面は、昔の渋谷の鉄道写真が展示してありました。
明治のSL列車や戦前の路面電車の写真がずらり。
お年寄りや、若い人たちの興味を誘っていました。

車内への立ち入りは18時まで。ヘッドライトはいずれ点灯するそうです。
電気の容量や諸々の規則に縛られているようです。
それにしても、諸問題をよくクリヤーして設置したものです。渋谷区の施設です。
ハチ公とともに渋谷の新モニュメントになることでしょう。大事にしましょう。
撮影は10月26日。






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話題のカメラ

1日の撮影を終えて、駅の改札でぼんやりしていたら肩をたたく人がいました。
『レイルマガジン』の名取編集長です。
「撮影終わったんですか。よかったらお茶しましょうよ」
ハートランドを飲みながら、しばらくは四方山話。

「今日はね、このカメラで撮影していたんです」
「え、これが実物ですか。やっぱり大きいですね」











発売前の話題のカメラに接した感想は、はたして。
答えはビールを飲む表情にありそうです。

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季節はめぐる

カレンダーが送られてくる季節になりました。
第一号が「三岐鉄道2007年カレンダー」です。
職員や外部の応援団の方々の力作が味わえ、見事な出来栄えです。
地元の方でないと撮れないショットも多く、しかも全体に
温かみのある写真構成がすばらしいと思いました。

私の場合、毎年送られてくるカレンダーの中から1点だけを選んで利用して
きました。
ここ数年は写真弘社のカレンダーで、1930年代のモノクロがプリントされた、趣のある作品です。
来年は、「三岐」を加え、2つ並べて使用するつもりです。



表紙の写真は、模型のようなのどかな感じです。
東藤原からの引込み線の先、工場の内部ですが、私たちには得られないアングルです。
表紙を開くと、フォトジェニックなELの運転台写真へと続きます。




9・10月のページは801系で、シックな色彩のコスモスが印象的です。
比較的花期は長いですが、ピークで捉えられています。
11・12月は、ナローラインの珍しいシーンです。




06年4月に訪れたときは珍しい600形に乗車しました。
記念に、下車駅の東藤原で撮影したものです。
脇の職員さんは、電気機関車の撮影案内をしてくれた、技術課のMさんです。




沿線には貨物の博物館があります。
オープンは月1回ですが、そのほかの日も、建物外部の車両たちは見学撮影が可能です。
ちょっと珍しい機関車や貨車にめぐり合えるのも、嬉しいですよ。

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橋の上

講談社で児童書の打ち合わせがありました。
その帰り道、広田泉と地下鉄有楽町線の飯田橋で下車して地上に出ましたが、
はて、いつもと違う出口でした。

通常ですと東京よりのJR改札に近いほうに出るのですが、泉のあとをついていったら、新宿よりでした。
「午後の日差しだったら、こっち側。駅の順光もいい感じだし、逆光のレールの輝きもとろけるようなんだ」

彼の大きなバッグに入っていたカメラは何でしょう。
編集で釘を刺されていたようで、めったなことでは見せられないとか。
たとえ親子でも…。
ちらっと見では、大きな一眼レフ。驚きの4000万画素機のようです。
このカメラと作品は、近々某誌に載るそうで、正体と性能はそれまでおあずけとか。
橋上では重量級の4000万画素ではなく、ポケットから取り出した小さなカメラでスナップを始めました。どうやらリコーGRデジタルのようです。

実は私もGRデジタルでした。本日は打ち合わせなので、カメラはポケットに忍ばせる程度がいいというわけです。
泉のところから甲種回送されてきたGRですが、
21mmのコンバージョンを付けて挑み、ちょっと差をつけました。


広田泉と並んで撮影しました。
彼の写真は「携帯日記」にアップされた迫力のすれ違いですが、私の写真は環境と空気感を取り入れ、下り電車を主役にしました。上りはまだ先のほうです。
完全逆光なのにコンバージョンレンズとは、過酷すぎの条件。
でも見事な描写に満足です。




飯田橋駅のスナップです。
左手に大きめのかばんを持った広田泉が写っています。
私はこの後、水道橋まで歩きましたが、彼はどこへ行ったのでしょうか。
この橋の上、車の量より人の数のほうが多いのが気に入りました。
また来たいと思っています。 


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singing in the rain

連休前には大きな低気圧が通過し、列島は各地で被害を受けました。
列車ダイヤにも影響が出たようで、広田泉によると8日、日曜日の只見線C11は、1時間以上の遅れで皆さんの前を通過したそうです。

大雨の10月6日、私は市ヶ谷の出版社へ10時30分に行く約束でした。
ならばと、少し早めに飯田橋へ。
とくに撮りたいものがあったわけではないのですが、たまたま下車したのが飯田橋だったということです。

この日のカメラは2台。リコーGR1sとリコーGR21、軽装です。
まずはフィルム装填してあったGR1sを取り出すと、ガード下の雨模様を撮影です。
東京駅側の改札寄り道路は、グリーンに塗られた鉄製のガードが連なり、道路をオーバークロスしています。
中央総武緩行線、快速線、そして旧飯田町駅からの引込み線のガードのはずです。
何しろ大雨。上を向いての本数確認などの余裕はありません。
ガード下はむしろ、集められた雨滴の勢いがすさまじいのです。

フィルムはポートラ400NC。露出はPですが、おそらく4分の1秒あたりのシャッタースピードでしょう、ぶれないように注意しながら何枚か撮影後、水道橋まで歩くことに…、シンギング インザ レインと洒落ました。

さすが都心です。クロスする道路は5本。そのつど鉄橋です。川が1本あり、そこにも鉄橋が組まれていました。緩行線千葉行き線路は、上路トラスです。支柱はレンガと石組み。これらは万世橋基点、甲武鉄道時代の名残でしょうか。だとすれば111年の歴史がそこに流れていることになります。

石組みは支柱だけではなく、千葉行き線路沿いにも長く続いていました。
しかし勾配は急。もしかしたら最初、このあたりは土による法面で、石組みはその後の道路拡張などの絡みかもしれません。
しかし雨の中、111年前の電車走行の“メロディ”が聞こえてくるような雰囲気も感じました。

そういえば、松本電鉄に保存されていた元甲武鉄道の電車が、
大宮の新交通博物館に保存決定だそうです。


GR1sで手持ち撮影した飯田橋のガードです。28mm単焦点です。



万世橋の交通博物館付近と似ている、レンガと石組みの支柱。GR21で撮影。21mm単焦点レンズです。

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秋の桜

体育の日を含む10月の三連休は、初日を除いて快晴に恵まれました。
気温も少し高めです。
我が家の前の公園では、秋なのに桜が咲いています。

“秋桜”といえば、コスモスの和名ですが、写真は体育の日に撮影した桜です。
染井吉野より濃いピンクですが、品種は伊豆の春をいち早く告げる、
正真正銘の河津桜です。
なぜこの季節にと不思議でしょう。
答えを知りたい方は「広田せい子のハーブガーデン」へ。


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tea rooms

あまり知られていない喫茶店を紹介します。
一つは日本橋人形町の「快生軒」です。創業はたしか大正時代。贔屓のお客さんが
多いので長居はできませんが、酸味の利いたコーヒーがすてきです。
ここの看板とマッチには、喫茶去と書かれていますが、その文字が蒸気機関車を表していて、おしゃれです。

喫茶去とは、お茶を飲みにいらっしゃいという昔の言葉だそうです。
場所は地下鉄半蔵門線水天宮から、地下鉄人形町駅に歩き、ちょうど中間地点あたりの路地を左に入ったところで、超有名な玉子丼の店の手前です。
訪れたら看板の写真撮影を忘れずに。私はぼんやり未撮影です。

もう一つは「CANON」という喫茶店です。
場所は山陰線浜坂駅のすぐそばです。おいそれと行ける距離ではありませんが、余部橋梁とか、岩井町営軌道跡に浸った帰りにでも立ち寄ってください。

店は奥さんが切り盛りしています。CANONという名前は、駅前で写真店を営んでいるご主人の肝いりで決まったそうです。
フィルムメーカーの仲立ちでキヤノン本社の承諾を得ているそうですが、喫茶店の和文字、キャノンはヤの文字が小さいのが残念なところです。

私は鳥取に向かう早朝の161Dの車窓から発見。オープンしていることを確かめ、浜坂での乗り継ぎを1本遅らせたのが最初です。まだ2回しか入っていません。
そういえばチラッと見ただけですが、北海道の池田町にはハッセルという喫茶店が
ありました。





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にっぽん列島 鉄道紀行

JTBパブリッシングから「にっぽん列島 鉄道紀行」が月2回発行されています。
全30巻で現在15巻、近畿編が書店に並んでいます。
毎号私の best shot が掲載されていますが、今回は京都のN電をプリントしました。
出発は元日の夜行鈍行。帰りも夜行鈍行でしたが、京都は小雨で寒い一日でした。
そのせいか歩いている人がとても少ないことが、印象に残っています。
カメラはキヤノン2D、レンズはセレナー85mmF1.9、フィルムはフジ3Sでした。
ところでこの号の巻頭、衆議院議員の前原誠司さんが文章をお書きになっています。
レイルファンの気持ちが全文に流れていて、私同様、誰もが共感するはずです。
それにしても機関車ナンバー、詳しくて驚きです。
D51906,見たことがありませんでしたし、存在を忘れかけていました。





花とディーゼルカーの写真は13号の best shot に掲載したものです。
印刷されたこの写真を見て、改めて驚愕しました。
33年前に撮影した作品ですが、この号に掲載されているどの写真よりも、色彩よく、品よく、シャープで、生き生きとしているのです。前のほうで最新の機材とフィルムを用い、印刷で彩度をあげた他の写真より、はるかに奥行きもあるのです。

どこにその謎が隠されているのでしょう。
実は感性と腕だけではないのです。
チャンスがあったら、まじまじと13号のこの写真を、穴の開くほど見てください。
使用カメラはキヤノンF-1です。

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ふしぎなかりん

ガラス瓶のなかに、カリンの焼酎漬けが入っています。
瓶はまったく加工していません。それなのに大きなカリンが中にいるのです。
これは妻が長野県のりんご農家の方から頂戴してきたものですが、
直ちに製法が分かってしまいました。
デジタル写真の加工と、方法論が似ていたからです。ある面で。

少し飲むとその分、焼酎をプラスしています。味は変わったと思うのですが量は頂戴したときと、変わっていません。


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E233/その2

中央線東京口の通勤電車は、古参の201系が働いていました。
都内で見られるJR電車の中での最古参は、常磐線の403ですが、それに匹敵するオールデイズです。
馴染みの201でしたが、いよいよ12月から233への置き換えが始まります。
10両貫通編成が主体ですが、奥多摩、高麗川、五日市、河口湖に入る編成は短くなるため、6両+4両の編成も存在します。

編成する場合、短い4両は、これまで東京方にありました。
しかし今回から逆転して、6両編成が東京側、4両編成は下り側です。
これは大月で4両編成の河口湖行きが、スムーズに発車できるよう配慮したものです。
作業が1工程減少すれば、当然事故もそのぶん少なくなり、安全につながります。

立川以遠では一部6ないし4連になることもあります。
4両運転は、拝島~高麗川、青梅~奥多摩、大月~河口湖間。
6両運転は、五日市線です。







運転台はかなり広くなりました。3Kなどと言われないよう、働きやすくしたのでしょう。
1K(ワンルームマンション)くらいはありそう?? 
多くの人の命を預かる仕事ですから当然の広さだと思います。

客室から前方を眺める窓は2枚になりました。運転席の真後ろに窓はありません。
機器もありません。板一枚あるだけで、実は事故などいざというとき、
客席側から運転手を助け出すためのドアとなるそうです。
客室からどのように開けるかは謎です。おそらく運転士が、ぶつかる直前、
急制動の中、このドアを蹴破り、客室に避難するための措置と思われます。
あくまでも推測ですが、これで職員の尊い命が救われるとしたら、必要な装備です。
運転手の目の前にあるスピードメーターなどは、パネルにアナログ表示です。見やすそう。





233は、人に優しい電車のようです。
床は5センチ低くなりました。これでラッシュの乗降も、車椅子もスムーズになるでしょう。
1号車の女性専用車や優先席の網棚などは、ほかと比べて5センチ低くなっています。
それから座席は一人分がはっきり分かるのが嬉しいところです。
一人分のスペースもわずかですが3センチ広がりました。背もたれの中央線色、
模様も好感が持てます。

優先席は、存在が明確になってきました。床にも縞模様を描き、
ついうっかり気がつきませんでしたという輩を排除しています。
また、どの席に座っても身障者用の風呂やトイレにあるような掴まり棒が備わっているのも、褒められます。
233は人にやさしい車両を目指したことが分かります。

およそ人というのは優しくされると、優しくしたくなるものです。
お互いにいたわりあう車内が生まれれば、いい世の中につながります。
目には見えませんが、快適な車内になるよう、空気清浄機も備わっています。





ドアの上にはこれまでのように液晶画面があります。
行き先種別表示は前面、側面のLEDと共にフルカラー表示です。
通勤特快は赤、中央特快が青、青梅特快はグリーンです。
指差しをしているのは、今回共に取材した、JRRの坂正博さんです。





吊り手の穴の向きは、写真のように車体縦方向が見通せる方向になるよう設置してありました。
これが90度変わると掴む人のひじが張ります。立つ人は窓外を向いているので、233ではひじが体と密着します。これでラッシュの室内が少し和らぐはずです。

実は今回の撮影、外観は主力機のキヤノンEOS1Dマーク2です。
室内の部分は運転台を含め、すべてリコーGR-1sを用いました。
車内撮影をスムーズにして、他の取材の妨げにならないためです。
久しぶりの透視ファインダー式フイルムカメラなので、視野とパララックスを注意しながら撮りました。レンズの焦点距離は28ミリ。座席一人分の広がりと、ほぼ同じ長さでした。
本来ならGR-1デジタルを用いたいところでしたが、広田泉のところに行ったきりなのです。そろそろこちらに甲種回送してほしいところです。
(続く)

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